今日9月1日（木）は、「二百十日」です。暦法の雑節の一つで、立春から数えて二百十日目のことで、新暦の9月1日頃にあたります（年により1日ずれることも）。わが国では古来、暴風雨にさいなまれる日とされていて、台風襲来の確率が高くなる時期です。
因みににわが国の南端､沖縄県は今日現在、台風11号の進路にあたり、大きな被害が心配されます。台風には、便宜上雨台風と風台風に分ける場合が有りますが、普通は雨、風とも酷い場合が多いですね。沖縄方面を襲っている11号台風は特に風が強いらしく、ニュースによれば、最大風速50m/sが予想されているそうです。この風の威力は実験によれば、トラッラが横倒しになり、転がされる程だそうで、乗用車から逃げ出しても、降りて車のドアが風圧で閉められず、閉めようとしている内に自分が吹き飛ばされてしまう程です。また台風の通過した後の街の様子は、まさに台風一過、荒れ狂った痕跡がありありと残ります。立て看板は横倒しになり、街路樹の小枝や葉は地面に散乱し、酷い場合は、電柱が傾き街路樹は折れる場合も。わが国では古来から台風の凄さは変わらなかった様で、清少納言も、”野分の又の日～”と言及しています。
また9月1日は、防災の日と定められ、各地で公共団体或いは会社ぐるみの「防災訓練」が行われる日です（学校ではどうなのでしょう？訓練をやるのでしょうか？）。これは、100年前の9月1日、関東大震災が勃発して大被害を被ったことに鑑み、またその後の様々な災害もあって、大災害にあった時の対処法を身につけておこうというものです。大切なことですね。願わくは、対処法が役に立つ日が来ないことを念じます。ましてそれが先の大戦の時の様に､戦争の空襲からの退避などというおぞましいことにならないことを。
