【日時】2022.7.16.15:00~
【会場】東京国際フォーラムC大ホール
【出演】キーウ(キエフ)バレエ団メンバー
<本公演の開催について(主催者発表)>
光藍社は、2006年以来ウクライナ国立歌劇場(キエフ・バレエ、キエフ・オペラ、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団)を定期的に招聘し、本劇場のアーティストによる公演は、多くの日本の観客から愛され続けてきました。今年の夏に予定していた「キエフ・バレエ・ガラ2022」公演ですが、2月からのウクライナ情勢により開催は難しいと考えておりました。しかし、出演予定のダンサーらと現在連絡がとれる状態にあり、一人ひとりのダンサーから、“このような状況下でも何とかして日本に行き、一人でも多くの観客の皆様に素晴らしいパフォーマンスを届けたい”という強い思いを聞きました。そこで、彼らの意思を尊重し、パフォーマンスを披露する場を提供することが、ダンサーたちへの最大の支援になるとの想いから、当初予定していた通りに本公演を開催することにいたしました。また、芸術を通して平和を願うこの公演を未来を担う子どもたちに観ていただきたく、若干数ではございますが、「子供無料チケット」をご用意いたしました。
しかしながら、今後やむを得ない事情が発生した際には、出演者や演目など、大きく公演内容を変更する可能性がございます。今回の公演は、このような情勢下での催行となるため、チケットご購入の際には、この点にご留意いただきますようお願いいたします。尚、安全上の観点から、出演ダンサー個人の安否情報などについては回答を控えさせていただきます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
ウクライナの名門劇場、キエフ・バレエのダンサーたちが平和を願いあなたに届ける豪華バレエ名場面集!!
数多くのスター・ダンサーを生み出してきたウクライナ・キエフの名門劇場のソリストたちが、名作バレエのハイライトを披露します!ウクライナの民族衣装を着て、大きなジャンプをみせる『ゴパック』や、劇的な感動を呼び起こす『瀕死の白鳥』、異国情緒あふれる『バヤデルカ』からは、ガムザッティの結婚式の場面をお贈りします。
世界的ダンサーであり、キエフ・バレエの芸術監督でもあるフィリピエワ、バレエ団の中心的ダンサーとして活躍しているムロムツェワなど注目のダンサーが来日予定。全幕公演ではそれぞれ主役を務めるダンサーたちが一堂に会し繰り広げる夢の舞台。バレエの楽しみが凝縮した、見応えのあるステージにどうぞご期待下さい!
【日時】2022.7.16.14:00~
【会場】東京国際フォーラムC大ホール
【出演】国立ウクライナ(キエフ)バレエ団メンバー
【演目】
①「ゴパック」
②「ラ・シルフィード」よりパ・ド・ドゥ
③「ディアナとアクティオンのグラン・パ・ド・ドゥ」
③「サタネラのグラン・パ・ド・ドゥ
④「海賊」第2幕より花園の場
〈休憩〉
⑤「ひまわり」
⑥「サタネラのグラン・パ・ド・ドゥ」
⑦「瀕死の白鳥」
⑧「バヤデルカ」第2幕より抜粋
【公演時間】約2時間(休憩含む)
【上演の模様】
昨年から今年にかけて、バレエ公演を結構見る様になりました。これは、音楽中心の考えからで、オーケストラ演奏会に行くと、時々バレエ音楽が演奏されることがあります。しかしどの様な場面で鳴らされる音楽なのか、場面を知っていないと音楽の理解も心細いものがあります。そのためには、映像ソフトを見る手もあるのですが、バレエ公演を直かに見た方が、手っ取り早いと思ったからでした。
今回のバレエ公演は、戦争禍に苦しむウクライナの人々を支援する目的で開催されたものです。バレエ団のなかには、戦争の影響をもろに受けて来日出来なくなったダンサーもいるそうですし、バレエ団としての纏まりもレッスンが以前の様には出来なくなったり、家族の事情があったりして、様々な影響が出ている模様です。
来日公演では、一つの演目を上演するのでなく、様々な有名演目の中からハイライトを抜き出して踊るガラ上演で、しかもオーケストラ演奏でなく、機械的音源に合わせて踊るので、音楽的目的ではなく、これまで見たことがないバレエ団の個人技を中心とした鑑賞になります。
会場の東京国際フォーラムは有楽町駅の真ん前、通常の年の春には、「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン」が開催されますが、ここ二年はコロナ禍で中止になっています。会場には多くの観客が押し寄せていました。
女性客が圧倒的に多い、しかも若い人が。小さな坊ややお嬢ちゃん達の姿も沢山見かけました。
各演目の出演者は次の通り。
①「ゴパック」
出演(ネトルネンコ、バセンコ、クツーゾフ、ロマシェンコ キエフ・バレエ)
②『ラ・シルフイード』よりパ・ド・ドゥ
出演(パンチェンコ、カブリシキフ)
③『ディアナとアクティオン』のグラン・パ・ド・ドゥ』
出演(ムロムツェワ、スハルコフ)
④『海賊第2幕』より<花薗の場>
出演(ミクルーハ、パンチェンコ、キエフ・バレエ)
⑤『ひまわり』
これは日本人の音楽と振付で世界初演だそうです。日本のバレエ団からも参加
出演(チュピナ、ビドュナ、土方、田端、宮川、福間、ピエルノ、マリグリアーノ)
⑥『サタネラのグラン・パ・ド・ドゥ』
出演(ミクルーハ、パラマルチューク)
⑦『瀕死の白鳥』エレーナ・フィリピエワ
⑧『バヤデルカ』第2幕より
ガムザッティ:ムロムツェワ、ソロル:スハルコフ、黄金の偶像:カブリシキフ、マヌーの踊り:デフチャローヴァ、セメネンコ、トキナ、太鼓の踊り:ソコロワ、ネトルネンコ
パ・ダクシオーン:チュピナ、スリマ、斎藤、杉本
パmmチェンコ、ミクルーハ、ピドウナ、オニプコ、ロマチェンコ、バセンコ
全体的に舞踊レベルは高く、平均的に安定していました。動きは物凄く速いものでは無いですが、きびきびと品性の高い動き、型を決めていた。
今人気絶頂のアンナ・ムロムツェワは非常に柔軟な体で大きな踊りを披露、万雷の拍手を受けていました。
終演は17時頃だったので、どこかに寄ろうかとも思いましたが、いろいろ記録を書かなければならないし、明日、明後日もコンサートに行かなければならないので、家に真直ぐ帰りました。天気は悪く、戻り梅雨の様相です。