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テアトロコロンからプッシュ映像が届きました。ライヴ配信映像です。
La Orquesta Filarmónica de Buenos Aires se presenta con Srba Dinic como director
musical invitado y el flautista Claudio Barile como solista.
El programa está compuesto por
la Obertura en Do mayor de Fanny Mendelssohn,
el Concierto para flauta y orquesta N° 2 en Re menor, Op. 31 de Franz Danzi y
la Sinfonía N°4 en Do menor, D.417, “Trágica” de Franz Schubert.
【管弦楽】ブエノスアイレスフイルハーモニー管弦楽団
【指揮】Srba Dinić
conductor
マイクを握るコンマス
フルート独奏
【曲目】
①ファニー・メンデルスゾーン『序曲ハ長調』
②フランツ・ダンツイ『フルート協奏曲第2番ニ短調Op31.』
《休憩》
③シューベルト『交響曲第4番<悲劇的>』
【概況】
①のファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルは、我々の知らない女性作曲家の様です(資料見当たらず)。
全体的に非常に柔らかいオケのアンサンブル。特にに弦楽奏が素晴らしい。
②『フルート協奏曲第2番ニ短調Op31.』を作曲したフランツ・ダンツイはドイツの18世紀の作曲家。ダンツィは青年時代にモーツァルトを知って敬意を抱き、ベートーヴェンと同時代人であったのですが(同世代の多くと同じく)ベートーヴェンの音楽については強烈な(賛否相半ばする)感情を寄せていました。そして若きウェーバーの指導者でもあり、その作品を尊重して普及に努めた人です。
フルート奏者はクラウディア・バリル。彼はこの管弦楽団の首席フルート奏者です。音はやや硬いがテクニックは抜群。第一楽章はモーツァルトの各種曲の部分に似通った旋律が多かった。第二楽章はかなり良い曲。短いけれど。第三楽章は速いテンポで軽快だがメロディがいま一つ。相当な修飾音を多用していた。
演奏後の観客の反応は大きかった。歓声もあり。
休憩の合間ベルディ『ナブッコ』の練習風景の映像を流していました。
③のシューベルトはの曲は19歳の時の作品といいますから、やはり天才ですね。特に第二楽章が良かった。第三楽章はやや唐突に終わりますね。南国のオケらしく「悲劇的」な中にもどこか明るさを感じる演奏でした。