HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

再興第106回『院展』鑑賞

 この展覧会は、昨年9月に東京都美術館で開催されたもので。その後各地の主要美術館を巡回展示していて、横浜では先月3月から開催されていたものです。4/10が最終日でその後は「北九州展」に巡回してしまうという事のなので、最終日に見に行きました。この日は横浜は朝から天気が良く、気温が最高で26℃まで上がる程の馬鹿陽気でした。午前中はこれも上映最終に近い映画「オートクチュール」を見て、午後『院展』を見ました。2つの催しは桜木町と横浜駅という隣駅同士で行われていたので、移動に左程の時間はかかりません。

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【鑑賞日時】2022.4.10.13:00~

【会場】そごう美術館(SOGO横浜内)

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【展示の模様】

2日ほど前には、東京で桜の花に特化した美術展を見て来たので、その余韻か先ず桜の花の絵に自然と目は行きました。

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『花霞』梅原幸雄

水辺にボートを浮かべ上方の桜木を下から眺める人の目と、下方の木、花と舟を見下ろす作者の目とが対称的な空間を想起させます。東京の千鳥が淵でしょうか?それとも、流れがある様なので川、例えば目黒川?いや場所はどこでもいいのです。立体感の感じる作品です。

 次の作品は、典型的な構図、桜の木と太陽です。

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『春爛漫』田淵俊夫

これも、水辺の桜木なのでしょうか?

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『その日この日春の空』新井まち子

タイトルに「---空」とあるので水の流れの様に見える背景は或いは雲なのかも知れない。

次の桜は古木に力が籠っていますね。

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『薄墨桜』斎藤満栄

木の太さにしては花が少な過ぎの感もあります。大きな洞が見えますから木の養生、手術が必要なのかも知れません。

その他、桜の花かどうか確信が持てない作品もありました。

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『光函』守みどり(激励賞)

花に少女が埋もれて恍惚としています。花の精?

 次はタイトルの意味がやや分からない。

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『神代の華・しとなり』奥山たか子

最初深大寺の「神代」かと勘違いしました.。「しとなり」も不明。

 その他、紫陽花、秋桜、石楠花他の花の絵は、何の花か分からないものも含めると30点にも上ります。古来、花と人物は絵画の中心に存在するのでしょう。

尚、この展覧会では「内閣総理大臣賞」、「文部科学大臣賞」、「東京都知事賞」などが設定されており、それぞれ1名受賞しています。また「日本美術院賞(大観賞)」2名、「激励賞」15名が受賞。

 今回の絵画(日本画)を見るとどれもが素晴らしいもので、レヴェルの高さが実感されました。それらの中で自分の好みに合った(自分の部屋に飾りたいなと思える)作品を幾つか以下に示します。

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『空白について』大石朋生

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『葦間』加藤厚(東京都知事賞、日本美術院賞<大観賞>)

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『日の御綱』川崎麻央(奨励賞)

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『サンサシオン』西岡悠妃(日本美術院賞〈大観賞〉)

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『三日月』福王子一彦(同人)

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『萌す』前原満夫(同人)