表記の展覧会は、神奈川県相模原市にある個人美術館で開催されているもので、現代イタリア美術家としては名を成した(故&現)作家たちの作品を展示してあります。
【会期】2022.1.6.~2022.2.6.
【鑑賞日】2022.2.5.(土)pm
【会場】光と緑の美術館 (神奈川県相模原市)
【美術館案内文】
平成6年(1994年)11月26日に設立した市内で初めての個人美術館です。現館長の亡父鈴木彰一が残した数十点の日本画を基盤として出発し、現在はイタリア近・現代美術を中心に収蔵、展示しております。これまで各方面の方々のご支援ご協力を賜わりながら、独自の企画展、収蔵品展、講座、イベントなど多彩な活動を行っております。■イタリア現代美術の紹介■ ■現代日本人作家の紹介■などの企画展の他に、開館して以来今日まで、開館記念特別展『ペリクレ・ファッツィーニ展』(1994.11.27.~1995.1.29) を始めとして、『モディリアーニ-その人生の軌跡』(1996.10.5~12.25)、『ジャコモ・マンズー 愛と平和展』(1997.11.2~1.15) 『静かなる時の流れのなかで ジョルジョ・モランディ 花と風景』(1998.12.5~1999.2.14)などの特別展を開催し、多くの皆様にご来館いただいたばかりでなく、美術関係者やマスコミ各社からもご注目をいただきました。現在、相模原市は横浜、川崎に次ぐ神奈川県第3の都市に数えられております。これから急激に発展していく中で、自分なりの価値観を互いに大切にしていく心が重要視されてきていると思われます。その感性を育むためにも、芸術や文化に触れ、親しむ機会を多くの方々にご提供したいと願うとともに、それが私ども「光と緑の美術館」の基本理念となっております。
「太陽の光や自然の緑が人間にとって不可欠なものであるように、芸術作品も私たちにとって無くてはならない身近な存在であることを地域の人々に感じて欲しい」
この考えの基に当美術館はこれまで歩んで参りました。そして今後は相模原市のみならず、様々な地域の方々にもご来館いただき共感の輪を広げていきたいと願っております。
【展示作家】
〇マリノ・マリーニ(1901-1980) 〇ジャコモ・マンズー(1908-1991
〇ペリクレ・ファッツィーニ(21913-1987)
〇エミリオ・グレコ(1913-1995) 〇エンツォ・クッキ(1950- )
【Profile】
【展覧会実績】
2021.11.3~12.19 ◆上田薫・葉子展~35年の現在(いま)~
2018.3.4~4.1 ◆相模原市収蔵作品 江成常夫写真展「昭和・時代の肖像」
2017.3.4~4.2 ◆相模原市収蔵作品 江成常夫写真展「ニューヨーク日記」
2013.3.20~5.26 ◆相模原市収蔵美術品展 あの日の相模原 吉川啓示「相模原百景」
2011.11~2012.2 ◆野村重存スケッチ展
2010.11.2~16 ◆江成常夫写真展~ふるさと相模川 三が風光」より
2005.7.2~11.3 ◆スーパーリアリズム絵画「上田薫展11~知られざる小作品たち」 「sky」シリーズ新作、版画、水彩、小作品
2003.11.1~2004.4.4
染め、キルト&ニードルワーク
一部展示替え2004.2.17◆「上田葉子展~自然からもメッセージ」
2003.7.19~9.21 ◆カレル・チャペック写真展~もう一つの物語
2001.4.20 ◆特別展示「モディリアーニの素描」+収蔵コレクション
<その他、多数>
【展示の模様】
小じんまりとした展示室が3つあり、ロビーの入り口から入ると、展示室をぐるりと観て廻って出口からロビーに戻る様に出来ています。
数少ない展示として彫刻もありました。
小さなピアノが出口にあったので、訊いてみたら「ミュージアム・コンサート」を時々開くとのことでした。過去のコンサートの例を次に示します。
この展覧会は、大美術館とは比べ物にならない程の小さな美術館で催行されたものすが、現今の東京の感染者数を考えたら国立美術館や国立博物館に足を運ぶのはリスクが大きいので、小さな美術館で安心して一人だけの鑑賞を楽しんで来ました。国立博物館ではもぎりの係員やその他の係員に陽性者が出たとのニュースを見ました。でも閉館にはしないのですね。これは今回のオミクロン株に対する政府の方針なのでしょう。感染者数だけ増えても死者が出なければ大した問題でない。それより社会が回れば良いと。このまま放置して済むものなのでしょうかね?ワクチン接種は遅れている様ですし。三回目の接種券はまだ来ません。
夜9時過ぎに、ニュースを見ようとしてテレビを付けたらNHKEテレでN響の演奏を放送していました。昨年12月10日の第1946回定期演奏会池袋Cプロの演奏です。 家内が ❝この指揮者怖い顔している❞というので、見たらデスピノーサが確かに演奏が終わった時のにこやかなやさしい顔ではない表情で指揮している。これは、入国制限で指揮台に立てなかったワシリー・ペトレンコの代役だったので、曲もそうは練習できなかったでしょうから、かなり緊張して指揮していたのでしょう。この時の演奏の模様及びその後のFM放送を聴いた時の模様は2021.12.10.hukkats記録に記した処ですが指揮中の表情までは分かりませんでした。池袋会場の演奏ではこうした指揮中の仔細な表情は、テレビ録画でしか見られないもので貴重だと思いました。