「外交官の家」の近くには「ブラフ18番館」がありました。
この館の名称は人の名前かと思っていたら、違っていて「ブラフ」=「崖」の意味で番地が18番なので「ブラフ18番館」と呼ぶようになったそうなのです。 もともとは、関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅でした。戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3(1991)年まで使用されていました。同年に横浜市が部材の寄贈を受け、山手イタリア山庭園内に移築復元したものです。
部屋にあるアップライトピアノは古い国産とのこと。時々演奏者に貸し出して。ミニコンサートを開くこともあるそうです。
食器棚の中には百年以上前のものとは思えない皿
何事もない様子で多くの年月を経ている館、部屋。調度たち、それに比し人間の命の何とはかない事よ!などと感傷的気持ちになりました。