HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

映画『命の停車場』観賞

 

   

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命の停車場

 表記の映画は、吉永小百合が主演で初のドクター役ということが話題になり、また封切り日が、東京などの緊急事態宣言中だったことも話題になりました。この映画は、何処の映画館でも、一斉封切りという訳にはいかず、関東では、終了回の時間の制限や販売座席数の縮小などの対策を施して、宣言がされなかった3県(埼玉、千葉、神奈川)などで、先ず上映されました。そして、5/ 31 に、緊急事態宣言が延長された際に規制緩和され、東京でも映画館が再開される模様です。確かに、映画館はそれ程広くない空間に満席であれば密な状態となる訳ですから、感染のリスクは高くなるでしょう。映画館は館内放送で、❝映画館程換気の良いところはない❞といった様な事を放送していますが、本当なのかな?と思ってしまう。やはりエヴィダンスを示してもらわないと俄かには信じがたいです。換気空調の性能や換気能力の測定結果を数字で示して貰わないと、管内放送は単にプロパガンダに終わってしまう。

 さて映画館は横浜のイオンシネマみなとみらいを選びました。何故なら、他の映画館よりも上映時間が一番遅い上映の回があったからです。休日の最終回は観客が少ない傾向が有ります。詳細は以下の通りです。

 

【日時】2021.5.30.(日)18:50~

【上映館】イオンシネマズみなとみらい(横浜市中区新港2-2-1 横浜ワールドポーターズ5F)

【監督】成島出

【出演】吉永小百合/松坂桃李/広瀬すず/田中泯/西田敏行/石田ゆり子/伊勢谷友介/小池栄子/泉谷しげる/南野陽子/みなみらんぼう/柳葉敏郎

 

【粗筋】

現代医療制度・尊厳死・安楽死に向き合う社会派ヒューマン医療ドラマを描く、南杏子の小説「いのちの停車場」の映画化。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。「まほろば診療所」の院長・仙川をはじめ、長年診療所を支えてきた看護師の麻世、また自分を追いかけて診療所へやってきた元大学病院職員の青年・野呂たちと在宅医療という、これまで自分が行ってきた医療とは、違ったかたちで“いのち”と向き合う。はじめはその違いに戸惑いを感じる咲和子だったが、まほろばスタッフに支えられて徐々に在宅医療だからこそできる患者やその家族、そして“いのち”との向き合い方を見つめていくようになる……。

 

【感想】

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 吉永小百合がやばい。またまた聖女役を演じていました。あんなに何十年も優等生を演じているのを観て、飽きが来ない観客もどうかしている?救急病院の医療スタッフが他の患者で手一杯で、放置された交通事故児を見るに見かねて、権限もない病院職員、松坂桃李が点滴を施してしまう。それを病院会議で弾劾された時、自分の責任だとして松坂をかばって、吉永が自ら責任を取って大病院を辞めたのです。「責任を取らない人々」が横行している現代日本社会の中で、余りにも恰好が良すぎる。その姿勢は、ストーリの最後まで一貫しています。❛百回のうち一回ぐらい、飲み屋で飲んだ愚れて、グダグダくだをまいて愚痴っても良さそうなのに。絡む相手としたらやはり西田敏行かな?彼なら深刻に受け止めることなく喜劇的になだめ役をこなせると思う。❜などと勝手な妄想を抱くおっさんでした。それにしてもいつまでもお変わりありませんね、小百合ちゃん!何てお若いのでしょう。と言いつつ下頬の僅かな緩みを気に掛けるおっさんでした。