HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『クールベと海・展(at パナソニック汐留美術館)』観賞

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 表記の美術展は、4月10日~6月13日の日程で、汐留パナソニックビル内の美術館で、開催されていたのですが、4/25に発せられた緊急事態宣言の影響で、4/28から当分の間休止されることになったのです。従って、以前から見に行きたかったのですが行けなくて、そのうちタイミングを見計らって行こうと思っていたのが、結局4/27しか残りが無くなってしまいました(恐らく、今日28日の東京のコロナ新規感染者数が、1000人近くに急増しているのを見ると、暫くは休止が続くと予想されます)。 これを見逃したら後で後悔するかも知れない!と思って、昨日(4/27)WEB申込みを見たら夕方の予約が取れたのです。急いで現地に急行して観てきました。

 クールベは、フランス写実主義の画家です。『石割り』は有名で、確か中学の教科書にも掲載されていたと思います。パリ、オルセー美術館にかなりの数の作品が、所蔵されています。今回は、海外から渡来した作品も有りますが非常に少なくて、殆どが日本国内の各地の美術館から集めたものです。日本にこんなに沢山クールベがあったかとびっくりしました。

 再開発された汐留地区に足を運ぶのは初めてです。高層ビルがここ10年程で随分増えて、ビル街に変貌しました。

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汐留パナソニックビル

「パナソニック汐留美術館」は、このビルの4階にあり、入り口の階は松下電器製品の「ショウルーム」になっています。

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チケットは予約時間制で、入場者数を限られた数に絞り、密状態にならない様に配慮していました(昨年6月からの『National gallery of London 展』で上野の国立西洋美術館が先鞭をつけたコロナ対策です)。

中に入ると一展示室数人程の観客がいるだけでした。これまでの経験から、これならコロナは大丈夫と安心して鑑賞出来ました。

展示は大きく以下の五つのテーマに分けられ、各テーマの絵も幾つかに区分できるので、次回から順次描かれた背景、特徴などを交え記していくつもりです。

Ⅰ.クールベと自然、

Ⅱクールベと動物

Ⅲクールベ以前の海

Ⅳ.クールベと同時代の海

Ⅴ.クールベの海

尚、Ⅰの中の冒頭には、クールベ以外の作家の絵画が数枚先に紹介されているので、それらを抜き出し、ここでは     0.クールベ以外の自然、というテーマを設定し第1回に記する予定です。

 4月初めには様々な美術展が行われていたので、連休に入ったら音楽会ともども観ようと思っていました。例えば東京藝大美術館での『渡辺省亭/欧米を魅了した花鳥画 展』、けれども今回の緊急事態宣言で、全滅になってしまい残念ですが仕方ない。今度こそ今までに無い科学的根拠に基づく、強力な感染対策を実施し、「日本では法律が無いからロックダウン等は出来ない」等言い訳じみた後ろ向きの話は止めて「肉を切らせて骨を絶つ」覚悟で対策を推進して貰いたいものです。市民の協力が十分得られないのは、その覚悟が無いからか、有っても伝わらないかなので、自分も含めて反省すること大です。

 それから何と言っても「ワクチン!!」「ワクチン!!」。

 ワクチン接種数の順位(=何人接種したか)が世界の国の数十番とは、嘆かわしい限り。誰の責任でないかも知れませんが、日本の自分たちの実力はその程度に落ちぶれてしまっていることは、自覚して置きたいものです。

「Japan As Number One」の時代がなつかしい。