HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『ミラノ・ドゥオモ内での復活祭希望の歌』ライヴ配信

 夕方、家の上さんが言うことには、親戚の音楽好きからスマホのLINEでメールが入り、添付されていたのが、復活祭の日にミラノのドゥオモで無観客で歌われた演奏のライヴ配信(2020.4.13.)のU-tubeだったそうです。

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ミラノ・ドゥオモ

スマホで再生した歌を脇で聴いていたのですが、スマホだと何か音が、歌が、不自然に聞こえてしまう。そこですぐにデスクトップのパソコンで再生して聴いたら、全く別物の音がしました(U-tubeにはさらに音質の良いサービスがある様ですがまだ利用していない)。送ってくれた親戚は、長年(10年以上も)仕事でミラノ勤務をしていたのですが、今は卒業して帰国し南紀の自宅にいます。運が良かったのですね、きっと。今だったら命が危なかったでしょう。以前、ミラノに家内たちと行った時に、“いつも音楽が聴けてうらやましいね”と彼に訊いたら、“仕事が忙しくてそれどころでない”といったことを言っていました。あの有名な塩野七生さんのご自宅にも仕事で伺ったばかりだと言っていました。あれはものすごく暑い欧州の夏の終わり頃だったでしょうか?そんなに長くミラノの社宅に住んでいたのに、何と単身赴任で通したのには驚きました。奥さんがいるのに。子供も大学生で関東に来て下宿していたので、何ら単身赴任する理由はなさそうなのに。その理由とやら冗談半分だと思うのですが、“(奥さんが)ワンちゃんの世話をしなくてはならないから。”だそうです。体が少し弱いこともあったからでしょうか?(奥さんは会うといつも元気そうでしたが)ミラノに長期滞在出来るなんて、周りは皆な“もったいない”と言っていましたけれどそれも今は昔です。

 さて、今回のドゥオモでの歌い手は「アンドレア・ボッチェリ」、ドミンゴの葬式でも彼が歌った様です。参拝者もミサをあげる僧侶も誰もいない寺院内で、パイプオルガンの伴奏だけで歌っていました。なかなか、枯れた味わいのある歌い振りでした。最後に現在の(コロナによる)禍に勇気をもって負けず、必ずや復活をはかろうといった趣旨のメッセージも流れました。
 この日歌われた曲目は以下の通りです。(最後のAmazing Graceは、ドゥオモから外に出て来て真ん前で歌いました。広場は人っ子一人通りません、誰もいない空虚な空間でした)

Panis Angelicus (from “Messe Solennelle” Op. 12, FWV 61)

 César Franck

Ave Maria, CG 89a (arr. from Johann Sebastian Bach, “Prelude”  no. 1, BWV 846) Charles-François Gounod

Sancta Maria (arr. from “Cavalleria Rusticana”, Intermezzo)

 Pietro Mascagni

Domine Deu (from “Petite Messe Solennelle”) Gioachino

 Antonio Rossini

Amazing Grace John Newton