昨今の国際関係は分断され、益々各国孤立化の方向に向かっている様に思われます。コロナ禍がそれに拍車をかけている。各国が自分を守るため自分の殻に閉じ籠り始めている。
トランプ大統領の国際協調路線からの撤退方針は、モンロー主義への回帰なのでしょうか?
我々が学生の頃は“これからはWorldwide な視点の思考が必要な時代に進んで行く”と声高らかに宣言していた教授がいました。将にその通りになりましたが、しかし・・・。
英国のEU脱退は、EU危機に進んで行くのでしょうか?日本は江戸幕府の様な鎖国主義的な施策に走らざるを得なくなってしまのでしょうか?GAFAの支配が崩れ、ブロックチェーン化の方向に進むのでしょうか?幾多の疑問が続々頭を過ぎります。孤立化、対立化の後は戦争による打開なぞに走らない様に、ただ祈るばかりです。
ところで、あちこちのコンサ-トホールの会員や友の会、音楽祭の登録をしていると、定期・不定期のメルマガやら、お知らせメールが来るのですが、公演延期、公演中止のメールは、今月に入ってからとみに増えてきました。さらに最近はチケット販売中止、販売延期のメールも来ています。例えば大きな例として、
① ラ・フォル・ジュルネTOKYO2020 3/14以降一般発売 当面の間延期
② ミラノ・スカラ座来日公演 発売開始 4月に延期(約20日間程)
① は昨年のお祭り騒ぎの様な人出を考えれば、将に濃厚接触そのものが現出するので、中止になるのではなかろうかと危惧しています。既に購入チケットを持っています。
② はミラノの感染症拡大が非常に深刻なので、9月来日公演自体が無傷でやれるのかどうか?
3月中・下旬の公演カレンダーはどこも公演中止のオンパレードです。それに伴う払い戻し方法の公告には字が沢山書いてあって、読みたくなくなります。自分の殻に閉じ籠りそう。チケット会社も大変ですね。その処理だけでも膨大な人件費他がかかる事でしょう。その上、返すお金は羽根が生えたように飛んで行く訳ですから。確定申告の時期とも重なり一体どう処理するのでしょう?ある記事の論調によれば、チケット会社や管弦楽団の中には、急速に財務内容が悪化しているところがあるそうではないですか。あちこちで悲鳴が聞こえそうです。
尚昨日、サントリーホールから以下のメールが入り、無観客でライブ配信をやるそうです。日中なので出来れば予約録画したいのですが、調べた方法でパソコンをセットしようとしても途中でうまくいきません。予約録画用のアプリを導入してやれば今後ともうまく作動するのかな?でも高価な割に性能が良い録画が得られなければ、また別の方法を施さねばならなくなるし、困りました。時間の都合をつけて聴く程の魅力ある或いは興味深い曲目でもないですし。でも参考まで記して置きます。
◎サントリーホールは、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、2020年3月19日(木)12:15開演「サントリーホール オルガン プロムナードコンサート」のお客様をお迎えしての公演は中止とさせていただきましたが、
下記の通り無観客公演のライブ配信を行います。
公演を楽しみにされていたお客様はもちろん、遠方にお住まいでサントリーホールへのご来場が難しい方や、外出がままならずテレワークや自宅で育児をされている方々も、平日お昼休みのひとときをサントリーホールのオルガンの荘厳な響きでお楽しみください。
♪動画の視聴はこちらから
⇒YouTubeサントリー公式チャンネル http://w.pia.jp/a/00158245/
<配信日時>
2020年3月19日(木)12:15~12:45
<出演>
オルガン:冨田真希
<曲目>
J. S. バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 545
レスピーギ:J. S. バッハのコラール「我がことを
神にゆだねたり」による前奏曲イ短調
ミッデルシュルテ:パッサカリア ニ短調
<会場>
サントリーホール 大ホール