邦題が「誰もが愛しいチャンピオン」という2018年のスペイン映画を観てきました。バスケットボール試合のミニパラリンピック版ともいえる、当時スペイン国内では大人気の映画で、アカデミー賞にもノミネートされた作品です(アカデミー賞外国語映画賞受賞)。
こうした過去の名画を専門に上映している映画館があり、その場所界隈は、コロナウィルス騒ぎの地区からはかなり離れた処なので、思い切って出向き、マスク、手洗い、消毒に細心の注意を払いながら見てきました。ストーリーに関しては、参考までパンフレットの説明を掲載しておきます。
要するにプロバスケットを首になったマルコという名のコーチが、知的ハンディキャップを持つ選手たちのチーム、「アミーゴス」をひょんなことで育成するようになり、コーチと選手たちがお互いに心が通い合い、高め合う微笑えましくもあり感動的な物語です。結末のマルコと選手たちの別れのシーンは、観ていてジーンと来るものがあった。
人間みな同じではなく、ハンディを持つ人も健常者には無い優れた側面があり、そうした多様性を認め共生していく姿にこそ、人間の発展的将来が重なって見える気がしました。コロナウィルスとの共生は絶対出来ないですが。
ところで国際パラリンピック委員会が、車いすバスケットボールを東京パラリンピックの実施競技から除外する可能性があると警告しましたが、あれはいったい何なんですか?ハンディキャップの状態に応じたクラス分けのルールが守られていないというのはどういうこと?上記映画の中で、マルコが、準決勝の相手チームの選手は「ほとんど健常者と同じではないか?」と疑問を持つケースがありましたが、その問題でしょうか?
日本の大会組織委員会は予定通り、パラリンピックの「車いすバスケットボール」の実施を前提に進めている様ですが???