一昨日土曜日(2020.1.18.)は、一日中天気が悪く、みぞれ混じりの冷たい雨が降っていました。急に冬になったみたい。おー寒ぅぅ!電気アンカを蒲団に入れて寝ました。(大昔は、炭火を入れるアンカがあった様な気がします。)ところが夜が明けると翌日曜日は見違える様ないい天気、日常的なことを朝早く済ませ、散歩がてら、電車に乗らず二駅先まで歩いて買い物に出掛けました。道中、路傍には、天から振り落ちてくるが如くあまたの黄色い実が、たわわと鈴なりになっている処があります。この寒い時期に今を盛りと実を付けているのは、夏みかんでしょう。
冬でも何故 夏(みかん)と言うのでしょう?実は夏まで待って収穫し食べると甘く美味しいからだそうです。因みに冬みかんとは正月に炬燵で食べる普通の蜜柑のことです。でもこうした木は少数派、殆どの木は夏から晩秋にかけて花を咲かせて実をつけ、その後果実であれば収穫され、その他は実が落ちるか、実の中身(種)がはじけ飛んでしまって無くなります、僅かな残り実を除いて。つい最近まで沢山の青緑の実(球果)を付けていたコノデカシワもあっという間に実を落とし(或いは鳥たちの餌となり)僅かに残り実があるだけです。
何か知らない低木にも赤い残り実を発見。
一方、実が随分残っている様に見える百日紅の大きな木でも、良く見ると殆ど中身は無く実の殻ばかり。でもなかには、小鳥の巣立ちでなかなか飛び立てない雛鳥の様に、殻に包まれたままの残った実を所々に確認出来ます。
そうした飛び散った種を静かに鳩がついばんでいる姿はいとおしい。
公園の花壇の奇麗に刈上げられたドウダンツツジは、紅葉がすでに落葉して枝だけになり、睦月の今は春を待つばかりの姿です。ただ中には紅葉したままの赤い残り葉が数枚散見されました。あちこちの高木には枯れ葉がなかなか落ちないでくっ付いているのは良く見られますね。オー・ヘンリーの『Last Leaf』に見立てたいくらい。
歩みを止め膝を折ってかがみ込めば、道端には、今でも健気に残り花が、息づいていることに気が付きます。ベコニアの残り花、アジサイの残り花(昨年11月に書いたアジサイの残り花の株と同じ木にありました。)アロエにまで。(どうしてアロエが道端にあるのでしよう?)
その他、名も知らぬいろいろな草花にも残り花を目にしました。意外と多いですね。
”♬残り実、♪残り葉、♫残り~花~!”節をつければ歌になりそう?
何か草花とか実にちなんだコンサートが有りませんでしょうか?
「庭の千草」「Vioretta」etc. やはり歌曲かな?