HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『全曲演奏会』の魅力

 昨年来、自分の音楽鑑賞の傾向として、『連続演奏会』を優先して聴きに行く回数が増えていることがあります。昨年は、バッハ無伴奏Vn. Sonatas&Partitas連続演奏を二回、ブラームスVnソナタ1~4番、音楽大学オーケストラ、ベートーベン全交響曲1~9番、そうそう一昨年末のクリマスオラトリオ全曲演奏会なども。(昨年横山さんがベートーベンのピアノ240曲全曲を演奏することも知っていましたが、他の予定との関係で聴けませんでした)
 正月四日は、仲道さんのショパンバラード全曲演奏を聴きにいきます。こうも全曲演奏会に惹かれるの何故だろうと改めて考え込んでしまいました。結局、一番の理由は、①能率的だということでしょうか?通常の複数演奏されるコンサートだと1曲か多くて2曲、次の機会だと以前に聴いた曲の印象は薄くなっているか、すっかり忘れている場合もあります。同一作曲家の同種の曲達を理解するには、全曲演奏会がぴったりなのです。理由その②コスパがいい。バラバラに別々な演奏会で、同種の曲を聴きに行く場合は、余り聴きたいと思わない作曲家の曲が組み合わされているプログラムが結構あります。聴きたい曲を全部揃えるには、チケットを沢山買う必要がある。それから、結果的にですが、演奏者の力量がはっきりと分かることもあります。
 しかしデメリットもある。同一作曲家の同種の曲ばかりだから、いくら変化に富んだ曲群でも聴いているうちに飽きてしまうかも知れない。多種多様な複数の曲からなる演奏会を聴いて味わえる「音楽の楽しみ」が減るかも知れません。いろいろ考えていたら、脇にいた家内がひと言、”結局、しつこいからじゃない?結婚前に私のあとをしつこく付いてきていた様に。”ですって!