今日(2019.12/30)は、墓参のため外出したのですが、その道すがら、普段の気忙しい日常では、気が付かないもの達にも、いろいろ変化が及んでいることを新ためて知り、移ろい行く季節の足どりの速さに驚きを禁じえませんでした。黄色い葉衣を全部脱ぎ捨てた銀杏並木もよく見ると、芽を大きく膨らませ次の出番を待っています。
道ばたの唐麦の枯れ枝を屈んで広げれば、エナメル質に輝く数珠玉が、いくつもはじき飛びます。これって弥生時代の稲作以前には、食用に供していたと聞いたことがありますが、本当でしょうか?前弥生人(縄文人?)は、これを種蒔きして収穫していたのでしょうか?いや、多年草ですから、根があるところからまた茎が伸びてくるのでしょうね。種が飛び散って芽吹く準備も万端です。昔は少女が数珠玉に糸を通し、首に飾って遊んでいたのを見たことをがある様な気がする。
草叢の枯れ葉を除いたら、陸貝がじっとしていました。冬眠しているのでしようか?きっと暖かくなって稚貝を生む時を待っているのでしょう。今年もあと一日、正月はじっと休んで、次の出番を待ちましょう。