HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『大学オーケストラⅢ』

   11/30(土)に、東京芸術劇場で音楽大学のオーケストラを聴いて、大変良い印象を受けました。翌12/1(日)には、別の音大が演奏会をやるそうなので、会場のミューザ川崎に電話し当日券の有無を聞いた処、あるという事だったので予約して聴きに行きました。
 前日と同様三つの大学、『(1)東京音大』『(2)武蔵野音大』『(3)洗足学園音大』のオケ演奏が行われました。やはり、これはと思う指揮者をそれぞれ揃えており、順に石崎真弥奈、飯守泰次郎、秋山和慶の各氏。石崎さんは若い女性指揮者、意外性が高い。飯守さんはわが国指揮者陣の重鎮とも言える人、プロオケでも指揮して貰うのは簡単ではないでしょう。秋山さんも、喜寿を過ぎて大活躍されている指揮者、このこと一つとっても各大学が、我が国音楽界の将来を、如何に若い人達に託しているかが分かります。曲目は、(1)東京音大が、バルトーク作曲『①管弦楽のための協奏曲』(2)武蔵野音大が、ベートーベン作曲『②荘厳ミサ曲』(3)洗足学園音大はチャイコフスキー作曲『③交響曲第4番』です。
 ①は初めて聴く曲ですが、世の中には面白い曲がある物だなーと、感心しました。バルトークは以前、弦楽の室内楽を聴いたことがありますが、その時と同様ちょっと他の作曲家とは違った触感がありますね。聴き慣れるにつれその良さが分かって来ます。指揮部門にも徐々に女性音楽家が進出しているのですね。(オケの管や打部門への女性進出には目を見張るものがあります。)
 ②は他の大学の演奏との一番の違いは、合唱団の存在です。合わせて四人の歌手の独唱も付きました()。師走を益々感じさせるオーケストラと歌の大饗宴でした。
 ③は秋山さんが得意とするチャイコフスキー。弦が主流となって管と打を統合、怒涛の如き音の奔流を吐き出していました。
この日の感想も前日同様、大学オーケストラの質の高さに驚いたという事です。
何れの大学も演奏後、ほぼ満員の観客から大きな拍手と歓声を浴びていました。