HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

Superfly 埼玉アリーナコンサート

先週の土曜日、埼玉スーパーアリーナで行われた『Superfly アリーナツアーコンサート』を聴いて来ました。今回のツアーは、3年半振りで行われたそうで、9月下旬から12月上旬にかけて、『全国アリーナツアー』として南は九州から北は北海道まで行われるというスケジュールです。埼玉はその一環として10月26日(土)と25日(日)

の二日間実施され、最初の日の公演を聴きに行きました(2019.10.26.16h~@埼玉スーパーアリーナ。)

埼玉アリーナ公演は、最終の公演から二番目の、最後に近い公演場所でした(どういう訳か今回は東京、横浜ではやりません)。どうして、住まいの横浜から遠く大宮まで聴きに行ったかと言いますと、一昨年度のNコン(NHK学校音楽コンクール)中学校の部の課題曲をSuperflyが作詞・作曲したらしくて、そのコンクールの全国大会(2018年10月)をテレビで見ていたら、最後にゲスト出演してその自分の歌『ギフト』を歌ったのです。それを聴いて、リズム、フレーズ、歌いまわしなど結構難しい曲にもかかわらず、見事に歌い切り、中学生に良いお手本を示したのでした(合唱の歌い方とは全然違いますけれど)。その時、歌いまわしが何と上手な歌手がいるのだろうと思ったものです。一体どういう歌手なんだろうと思って調べてみると、もともとはRock'N'Roll歌手で、若い人の人気を博していたのですが(2009年に武道館公演をした模様)、四、五年前から活動を休止していることが分かりました。休養していたみたい。そしてその年(2018年)の紅白歌合戦に出場(3回目)して、同じ『ギフト』を歌ったのですが、前に聴いた時とは何か違う、歌が少し下手に聞こえたのです。それで、コンサートがあれば、是非行って直接聴いて歌をどのように歌うのか直かに確かめたいと思っていたのでした。そしたら、今年に入って数年ぶり(3年半振り)で全国ツアーをやるということがわかったので、キップを取り易いと思い会員登録もしてスケジュール発表を待ったのです。ところが発表をみて少しがっかり、横浜公演も東京公演もなかったのです。関東では、埼玉スーパーアリーナのみ。でも休日公演だし、開演が夕方だから、まー遠いけど帰宅も午前様にはならないだろう(横浜からは随分遠いのです)と思って、会員抽選申し込みに応募してみたのでした。そしたら10月26日(土)のチケットに当たーり!

 公演当日は早めに家を出て、久しぶりの埼玉アリーナへ、ここに来たのは、あれは確か2009年10月だったかな?ビヨンセ来日公演を聴きに来た時以来でした。10年振り、あの時も「俄かファン」だったナーといろいろ思い出しながら改札口を出ると、駅前は国の各種機関のビルが立ち並ぶ、大都市になっていました。ゲットした席はアリーナ席で、前後の真ん中より少し後ろで、左右真ん中より少し左側の通路沿いの席。舞台は少し小さ目だけれど良く見えるよ。いつも大会場はスタンド席だけれど、アリーナ席は初めてです。正面に歌手の顔が見える。観客席はほぼ満員かな?若い人が多いし、年配者、学生ぽい人、子供など幅広い年齢層が集まっている感じ。リーピーターが多い様です。歌が始まると皆総立ちになり、歌に合わせて踊りだす人、体を揺すっている人、手を振っている人、皆すぐに興奮状態に。お目当ての「ギフト」は4番目に歌われました。直に聴くとやはり歌がうまい、テレビで見るのとは迫力が全然違います。

紅白の時は緊張していたみたいだし、(歌う直前に桑田佳祐が‘とても歌がうまい人だ’という様なコメントを、司会者に話していたから気になったのかな?)調子が出なかったのかな?直に歌を聴いてみて、この歌手の真価が分かったような気がしました。  

 全体的に見て二十歳代の時の様な力に任せてすべてエネルギッシュに歌うスタイルから、力をスート抜いても力強さを発揮出来る歌い方に脱皮しつつあるような気がしました。静かに歌うメロディにうまさが乗ってきている。特にアカペラで一曲(確か I rememberだったかな)歌ったのは圧巻でした。メロディの変化、音の強弱の変化を腹の底から頭の先まで楽器となって、オーロラの如き移ろう調べを会場に響き渡らせたのは、実に見事な歌い振りだと思った。他の分野(演歌、民謡、オペラ、ポップス他)の最高に歌のうまい歌手にも負けない位だとほめ過ぎてもいい程でした。聴きに来て良かった。